会長挨拶


会長:伊達 久|第54回日本慢性疼痛学会in仙台

このたび、第54回日本慢性疼痛学会の大会長を拝命した仙台ペインクリニックの伊達です。
伝統ある日本慢性疼痛学会。一開業医ではありますが、慢性疼痛診療のお役に立てればと思います。

慢性疼痛患者は、痛みの原因が多岐にわたっており、ADLやQOLの低下を伴うことが多く、単一診療科だけの治療では手に負えないこともあります。そのため多職種多診療科におけるチーム医療が必要となることも多くなってきます。日本慢性疼痛学会は、医師・歯科医師・理学療法士・作業療法士・臨床心理士(公認心理師)・看護師・薬剤師・鍼灸師など多職種で構成される学会です。診療科も心療内科・精神科・整形外科・リハビリテーション科・麻酔科(ペインクリニック科)・脳神経外科(内科)・歯科口腔外科・東洋医学・看護学と多岐にわたっています。そのような状況の中、数年前から、心理の会(臨床心理士を中心とした会)・看護師の会・口腔顔面痛の会など、専門家同士が集まれる場も設けられています。

今回『みんなで関わろう集学的治療』をテーマとして、より多くの診療科・メディカルスタッフの方々にご参集いただき、熱いディスカッションをご一緒できればと考えております。今回の大会で各職種の先生方と知り合いになっていただき、今後の慢性疼痛診療の発展にぜひ寄与いただれば幸いです。

仙台は、東京からも新幹線で1時間半であり、飛行機の便も良いところであります。加えて本会会場もJR仙台駅と近接している施設です。ぜひ多くの先生方及び関係者の方々のご参加を期待しております。何卒よろしくお願い致します。


2024年2月

第54回日本慢性疼痛学会in仙台
会長  伊達 久
仙台ペインクリニック